V6に落っこちた話。

私の初恋の相手は三宅の健ちゃんだったんだそう。
確かに、テレビに張り付いて健ちゃん健ちゃん言ってた記憶は微かにあるんだけど、お母さんが教えてくれなきゃそんなことは思い出せなかったと思う。言われてみれば、って表現がよく合うかな。
要は、その程度の記憶でしかないんです。
健ちゃんに恋するきっかけになったそのテレビっていうのがTBS系列の「学校へ行こう!」だったのはなんとなく覚えてるかな。
小学校にあがれば、いつか学校にV6がくるもんだと思い込んでた矢先に番組が終わってしまってすごく残念がったんだった。
番組が終わると自ずとV6を見る機会がなくなって、私の恋心はなぜか俳優の大沢たかおさんに移ってしまったらしい。まるで秋の空。
そして2015年7月5日深夜(実質6日朝)、事件は起こった。
テスト期間中であるにも関わらず、The Music Dayの録画を早送りで再生し始めた私。
何やってんだ私は…なんて思いながら早送り。
そして関ジャニのパフォーマンスが面白そうだから一時停止。こんなハチャメチャなことしながら歌えるってすげー。
関ジャニの番が終わってまた早送り……といきたいところだった。こちらはV6のみなさんで〜すの声に動作を止めて、お母さんに聞いた私の初恋を思い出す。
なんかこの人たち全然年取ってないなーなんて思ってたら早送りができなくて。
そんな流れでメドレー見たら、もうこれがダメだった。なんだこれは。たまらんやんけ!!
WAになっておどろうと、みゅーじっくふぉーざぴーぽー以外知らないのにずっと楽しくて…!この歳で…ってお母さんと同い年の坂本くん以外は歳も知らないけど、こんな踊る?って。キンキとかは最近はあんまり踊らないイメージがあって、SMAPはちょっと踊ってるけどうまさを売りにしてる感じじゃないし。だからこのおっさんらすげー!ダンスうまー!って単純に感動した。お母さんと同い年の坂本くん、なんであんなに華麗なの。お母さんがダメなの?それとも坂本くんがヤバイの?
そして何より、本人たちがめちゃくちゃ楽しそう。ねえどうしましょう。ほんと楽しいよこの人達…。

録画を見始めて3時間、暗記しきれていない日本史のプリントを片手に、画面でV6が踊ってるのをじっと見てる。頭がふわふわしたまま、私はこの文章を書いている。まるで罠にかけられたみたいで、癪にさわる感じすらある。
もっと早くに出会いたかったな、と思うのが率直に感じた気持ちだけど、これだと語弊がある。だって私は、10年前に彼らに出会っている。なんと表現すればいいんだろう。あのままずっと好きでいればよかった、学校へ行こう!が終わらなければよかったのに、どこかでもっと早く再会を果たせればよかったのに……。
どれもちょっと違う気がする。
まあ結論、今日この日に彼らに再会できて本当によかったと思う。いや、テストが終わってからがよかったかな。まあもうどうでもいいや。

こんな罠にかかったのは、関ジャニ∞のせいだ